以前の記事
2010年 08月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 フォロー中のブログ
西南西ドイツ日誌 (旧) めがね職人の店プリーマ 子連れ犬連れドイツ日記 ドイツ 中学生日記 入れ歯とインプラントの日記 Keep Challen... 通訳Mのお仕事日記 今を生きる コロンバスに... 千葉らしき哉、人生! 国際協力NGO事務局の「... my territory なすびの花は無だばかり ドイツカンマームジーク カテゴリ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 01月 03日
あけましておめでとうございます。
夫が12月初旬締め切りの論文に集中しなければならず(当たり前だ)、家にいると何かと五月蝿い私と子供達は「セールとか行かないの?」と遠回しに追い出された。そして我が家の記念すべき2010年初買いがこれ。 吉祥寺東急裏のアウトドア店、A&Fにて購入。 カッコ良くかまえる息子。 バネじかけで勢い良く先端部の網(?)が飛び出しハエを一撃。練習すれば飛んでる途中でも撃ち落とせるらしい。虫の季節が待ち遠しい。 #
by jukali_k2
| 2010-01-03 21:44
| 家族
2009年 12月 30日
あろうことか、今月は1冊も読了してない!だけど読みかけの本は結構ある。12月ともなると気もそぞろになるのか、1冊読み始めたかと思うと別のに手を出し、でもコッチもアッチも気になり。どうも腰を据えて取り組めない。うーん。
今日と明日とで何かを読み終わる予定もないので、トホホな「つまみ食い」リストと中間報告的不完全一言感想を。一応、来年以降に持ち越す予定。たぶん。 辻潤『絶望の書・ですぺら―辻潤エッセイ集』(講談社文芸文庫) 最期は発狂し餓死したというダダイスト辻潤が、ダダの聖書として、あの『トリストラム・シャンディ』をあげている。そうだったのか。 西成活裕『渋滞学』(新潮選書) 化学の先生の研究室を用事で訪ねたら、机に高く積み上げられた一番上のこの本を「面白いよ」と貸してくれた。なぜ渋滞は起きるのか。確かに面白い。 ハワード・ジン『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史』上・下(あすなろ書房) 大著『民衆のアメリカ史』を高校生向けに読み易くしたもの。有り難い。 J.L.ボルヘス『続審問』(岩波文庫) エッセイ集。ドン・キホーテについて書いてるところをまず読み、今まで漠然と感じていたボルヘスの不可思議な魅力の源泉を見たような、ドキドキの大発見が。ぐんぐん読み進めたいところだが、なんせ難解でねー。 塩見鮮一郎 『貧民の帝都』 (文春新書) 司馬遼太郎が語らなかった「坂の下の人々」・・・というレビューだよ。これは読まないと。 ピーター・メンツェル+フェイス・ダルージオ『地球の食卓―世界24カ国の家族のごはん』 (TOTO出版) rokiさんからのクリスマスプレゼント。これは素晴らしい。各国の普通の家庭にお邪魔して、1週間分の食材全てを並べて家族とともに撮影する、というユニークなプロジェクトの記録。大きくて分厚い写真集には、細かい字で文章も沢山書き込まれ、ゆっくりじっくり何度でも読み返したくなる感じ。グリーンランドの家庭の食材に、捕ってきたアザラシがごろんと転がってるのも凄いが、いまや世界中でいかにコカコーラが消費されているかということにも驚かされる。rokiさん、本当にありがとう! #
by jukali_k2
| 2009-12-30 12:18
| 本
2009年 12月 21日
このビール、日本語では「アダムとイブ」という名前になってます。
ラベルがすごい。 ベルギービールなので、オランダ語とフランス語。オランダ語は英語とドイツ語の中間ぽくて面白い。 英語:THE FORBIDDEN FRUIT オランダ語:DE VERBODEN VRUCHT ドイツ語:DIE VERBOTENE FRUCHT 最近ベルギービールにハマってる。これもそうだけどコリアンダーとオレンジピールが入ってるのがスパイシーでなんともいえずクセになる。冷やさなくても室温で美味しいので、飲んで体が冷えないし、むしろハーブの効果かホカホカしてくる。瓶の底に酵母がたまっていて、うっかりそのままグラスにいれたら普通のビールの味。すぐに気がついて、ビールを少し瓶に戻し、よく振って酵母を溶かしてグラスに注ぎなおしたら、とたんに味が濃ーくなった。飲む時は、必ず最後に瓶を振って、酵母を全部グラスに注ぐこと!ちなみにアルコールも濃ーくて8.5度です。 #
by jukali_k2
| 2009-12-21 00:55
| 食べる飲む
2009年 12月 12日
息子がまずネコのほうを指差して
「あ、ジェリーだ!」 と言った時点でありゃりゃだったんだけど、 次にネズミを指差して 「で、こっちがトムトだよね!」 と。 なんか面白いから訂正しなかった。 #
by jukali_k2
| 2009-12-12 18:56
| 家族
2009年 12月 02日
最初の2冊は、夫が神保町に用事で出かけた際、お土産に買ってきてくれた1冊100円の古本。素晴らしいコストパフォーマンスだ。
霧生和夫『バルザック―天才と俗物の間』(中公新書) バルザックは小説もすごいけれど、その生き様がまたすごい。伝記も書きがいがあるのか色々あって面白い。これは伝記という体裁ではないものの、巨人バルザックの著作と人生双方が魅力たっぷりに書かれている。天才は往々にして神懸かり的で紙一重だったりするけれど、バルザックはそんな浮世離れした「天才肌」とは一味違い、俗世間にどっぷり首までつかっていた。金銭欲と食欲と色欲の権化のような人で、膨大な借金を抱えながら豪華な家具を買いそろえ、人を招いては高級料理に高級ワインをふるまい、貴族でもないのにオノレ・「ド」・バルザックと貴族のような名前を勝手に名乗り、金持ちの既婚女性たちと四六時中不倫の恋を楽しんだ。 しかし不思議なのはこのバルザック、全然いけてないというか、はっきり言って小柄で太めで顔立ちはジャガイモみたいで全くあか抜けない。どうも女性にマメな人だったらしく、各女性にあてた大量の手紙が残されている。偉大なる文才を注ぎ込んだ情熱あふれるラブレターをじゃんじゃん送るという作戦が功を奏してたんですね。だけど作家としての活動期間中、単に筆写をしても書ききれたかというほど膨大な著作を残したバルザック、ラブレター書く時間がどこにあったんだ?天才は違うな。 吉井良三『洞穴学ことはじめ 』(岩波新書) こういう本を「掘り出しもの」と言うんだろう。洞穴学なんてふざけたネーミングだが、洞穴に関するあらゆることを、地質学、気象学、生物学などの様々な角度から真面目に探究する科学の一分野である。生物学者である吉井良三氏は日本における洞穴学の第一人者で、洞穴内に生息するトビムシが研究テーマ。その吉井氏が自身の学問人生を振り返り綴る研究自史というと、なんか地味な一冊に思えるかもしれないけど、これが実にエキサイティング。なにせ洞穴の地中に住む小さな小さな生き物の研究なので、その採集は困難を極める。まず洞穴に入らないことには話が始まらない。しかしその洞穴というのが、時には地下83メートル(8階のビルを4つ重ねた高さ)だったりする。入り口が狭くても奥が深くて全長数キロに及ぶこともある。穴を進むうちに通路が何本にも枝分かれしていて真っ暗な中で道に迷うこともしばしばだし、途中で通路が水没していたらアクアラングをつけて潜って向こう側に出ることもあるし、急勾配をロープをつたってソロソロと降りながら、ふいに数十メートル落下して顔面を打ち付け前歯を折ったりもする。何故そこまでして洞穴に?と思うが、そこに洞穴があるからなんだそうだ。文字通り奥の深い学問だ。 ところで、理系の人の書いた随筆風の読み物には、時に本当に心を打つ名文があると思う。吉井氏の簡素な美しさと清々しさの感じられる文体はとても気に入った。ノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎の『庭にくる鳥』も良かったなーそういえば。 野中広務・辛淑玉『差別と日本人』(角川oneテーマ21) 善し悪しや好き嫌いは別として、野中広務は面白い。愚直なまでのひたむきさと、古狸のような狡猾さが同居する泥臭い田舎政治家キャラが、実にドラマチック。本全体は、「部落とは、在日とは、なぜ差別は続くのか?誰も語れなかった人間の暗部」との仰々しい帯のわりに、そこまで切り込んだ内容とは思えないけど。 ホルヘ・ルイス・ボルヘス『不死の人』(白水Uブックス) 傑作との呼び声高い短編集。ホメロスとかベーコンとかイェイツとか、聖書やコーランまで引用してくる時点で私には相当ハードル高いんだけど、それでも惹かれるボルヘス。なぜだろう?フィクションについて語るノンフィクションを装うフィクションに対するノンフィクション的考察、みたいに巧妙な入れ子構造になった作風に幻惑されつつ、今この一瞬の中に無限と永遠とを見たかのような錯覚に酔う。難解で崇高な「なんちゃって」話。 邦訳タイトルになった『不死の人』も良かったけど、本の原題(El Aleph)で最後に収録されてる『アレフ』には口あんぐり。アレフというのは「あらゆる角度から見た、地球のあらゆる場所が、混じり合うこともなく集まっている場所」なんだけど、それが主人公の頭のおかしい友人の家の、地下室の階段の19段目にあるっていう話。息もつかせぬ怒濤の展開に目を皿にして読みふけってたら、あと少しでラストというところで通勤電車を降りなければならず、ホームに突っ立ったまま最後まで一気に読んでしまった。ふー。 #
by jukali_k2
| 2009-12-02 23:55
| 本
|
ファン申請 |
||