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2007年 01月 17日
娘が学校から持ち帰った「お便り」に、学校長からの新年の挨拶が、紙面の半分を使って書かれていた。不真面目だから熟読したことないんだけど、チラリとのぞくと「日本人としての根っこ」という言葉が目に飛び込む。新学期始業式の朝、生徒たちを前に話した内容だという。さっすが管理職、この激動のご時勢を睨みつつ実にスバヤイ対応、上手く立ち回ってるよと感心してたら、それは学校の教育目標についての再確認であると、続けて書いてある。その教育目標っていうのがこれだ。
『国際社会において、信頼と尊敬の得られる日本人を育成する』 不真面目にもほどがあると思うけど、こういう目標を掲げていたことに、今まで気がつかなかった。なんという不覚。年間目標なのだとしたら、私たちが不在だった4月の年度始めに決めたのかな、と自分に言い訳してみる。 それにしても「信頼と尊敬の得られる」って、結局は他人の目かよっていう点は置いとくとしても、教育の目標として、立派な日本人を育成しますだなんて、それはありなのか。日本中に、そしてここムサシノに、さらには娘の通う公立中学にもいる外国籍の子どもたちのことは、そもそも最初から念頭においてないってことなのね。 具体的なイメージを何も伴わず唐突に出てくる「国際社会」という言葉も私は気に入らないけど、それも置いておくとして、この目標文、例えば『国際社会において、信頼と尊敬の得られる人間を育成する』では何故ダメなのか。 こういう時にことさら「日本人」っていう言葉を意図的に持ち出されるのも大いに不愉快だし、ただなんとなく深い意味はなく使っちゃってるのだとすれば、それまた怖い。新学期早々ちょっと嫌な気分になってしまった。学校自体はのんびりとしてて悪くない。だからこそ、よく注意していないと気がつかないような、じわじわとやってくる何かが、見えたような気がした。
by jukali_k2
| 2007-01-17 01:54
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