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2006年 11月 20日
昨晩、息子がまたもや熱性けいれんを起こした。ドイツからの帰国直前の、前回のけいれんからぴったり3ヶ月。昨年、けいれんの後で肺炎を起こし、ドイツで入院してから、ぴったり1年が経っている。
咳、鼻、熱の三重苦にもかかわらず、元気よくパクパクとご飯茶碗からかきこんでいる姿に安心していた。そしたら急に、糸の切れた操り人形のように、食事中の椅子の上でカックンとなった。抱きかかえると、すでに目はうつろ、口は半開き。 けれども、けいれんには慣れっこになった私たち夫婦。素早くベッドに息子を運び、衣服をゆるめ、けいれん止めの座薬を処方。熱が出た時点で薬を手元に準備していたから処置も早く、けいれんは比較的軽く済んだ。 ぐっすりと眠る息子。いつもけいれんの後は、極度の疲労のためか熟睡する。けれど、ハッハッハッと呼吸は速く、熱のため頬は紅潮している。おでこの髪の生え際をかきあげるようになでると、40度近くにまで上がった体温が、私の指先に熱い。横向きに、少し体を丸めて眠る息子は、いつもより一回り小さく見える。 このところ、教育基本法といい、沖縄知事選といい、気持ちがずしんと重くなるニュースが続く。この国で子供たちを育てていくことに、先行きの見えない不安が募る。 それでも、息子の寝顔を見ながら、ここで下を向いていてはダメだ、と思い直す。子供たちのために、私にできることを考えよう。 今日は朝から水しか飲まなかった息子。夜になって、ご飯とアイスクリームをペロリと食べて、今はまた、ぐっすりと眠っている。
by jukali_k2
| 2006-11-20 01:37
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